エール
「エールを送る」などのように使う「エール」という言葉。
英語では「yell」と表記します。
「エール」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エール」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
エールの意味
「エール」には次の意味があります。
・学生同士のスポーツの試合で、選手を励ますために叫ぶ、ある型にはまった叫び声。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「エール」という言葉は、親しみを込めた応援メッセージなどを相手に送る意味でも使用されます。なお、英語で「yell」という言葉は「怒鳴る、大声を出す」の意味になりますので、注意が必要です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・とにかく何でもいいから妹に、魂入ったエールを送ってやりたかった。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第6巻』)
・私は隣の席の少年に精一杯の笑みを向けてエールを送りました。
(出典:乙一『暗黒童話』)
・京都で一人、健気に生きる息子に、エールを送ってくれているわけさ。
(出典:万城目学『鴨川ホルモー』)
・誰もが立ち上がって拍手を送り、同志の決意にエールを送るのだった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)
・その調子だとエールを送るつもりでうなずいてやる。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』)
類語
・応援(おうえん)
意味:競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。(出典:デジタル大辞泉)
・激励(げきれい)
意味:はげまして、奮い立たせること。(出典:デジタル大辞泉)
・声援(せいえん)
意味:声をかけて励まし元気づけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・支援(しえん)
意味:活動を容易にするためにささえ助けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・掛け声(かけごえ)
意味:人に呼びかけたり、調子を整えたり、あるいは気勢を添えたり、力を入れたりするときに発する、一定の短い音声。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))