エポック
「エポックメーキングな発明」などのように使う「エポック」という言葉。
英語では「epoch」と表記します。
「エポック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エポック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
エポックの意味
「エポック」には次の意味があります。
・時代。特に、それまでとは違った意味をもった時期、段階。新時代。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「エポック」とはつまり、「新しい時代や時期」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ドイツの啓蒙主義は全く単なる文化史上の一エポックをしか意味しない。
(出典:戸坂潤『日本イデオロギー論』)
・あなた方と、時間と、いつかチーフが文化エポックと呼んだもので遊ぶ。
(出典:K・H・シェール,クルト・マール/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 10 宇宙の不死者』)
・この地震は、いろいろな点において、松平高田藩のエポックとなった。
(出典:海音寺潮五郎『列藩騒動録(二)』)
・が、それ以外に小さく引力の場のエポックともいうべき中和の場ができるらしい。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダムIII』)
・つまり今の時代はもしかすると非常な急角度で新しいエポックの中に突入しつつある時代ではないかという気がする。
(出典:三好十郎『絵画について』)
類語
・年代(ねんだい)
意味:時の流れをある呼称を用いて区切った一時期。時代。また、経過する時を、紀元から数えて一〇年、あるいは一〇〇年を単位として区切ったその一区切り。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・時世(じせい)
意味:時とともに移り変わる、世の中。時代。ときよ。(出典:デジタル大辞泉)
・時期(じき)
意味:その時。そのおり。(出典:デジタル大辞泉)
・時節(じせつ)
意味:その時の世の中の情勢。時勢。(出典:デジタル大辞泉)
・世(よ)
意味:その時の社会の流れ。時勢。(出典:デジタル大辞泉)