エトワール
「エトワールの称号を得る」などのように使う「エトワール」という言葉。
フランス語では「étoile」と表記します。
「エトワール」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エトワール」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
エトワールの意味
「エトワール」には次の意味があります。
・花形俳優。人気者。スター。(出典:大辞林 第三版)
「エトワール」はもともとフランス語で「星」を表します。そこから派生して、パリのオペラ座が最高位のバレエダンサーだけが属する階級を「エトワール」と名付けました。主役級のダンサーでも限られた花形、まさにスターと呼ばれるダンサーのみで形成されるのが「エトワール」です。現在はオペラ座に限らず、階級制を導入する各国のバレエ団、歌劇団でも「エトワール」の称号が用いられています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・プリンシパルに昇格した後もたゆまぬ努力を続けた結果、彼女はとうとうエトワールの座を射止めた。
・大劇場の華やかなパレード。大きな羽根を纏い美声を響かせる彼女は、宝塚のエトワールだった。
・その晴れやかで美しく自信に満ち溢れた笑顔は、さながらオペラ座のエトワールを彷彿とさせる。
類語
・花形役者(はながたやくしゃ)
意味:人気があって、一座の代表的な俳優。(出典:デジタル大辞泉)
・スター
意味:俳優、芸人、運動選手などで、はなやかな人気のある人。(出典:大辞林 第三版)
・主役(しゅやく)
意味:映画、演劇などの主要人物の役。また、それを演じる俳優。(出典:大辞林 第三版)
・明星(みょうじょう)
意味:万人がその徳、技芸を仰ぐほどの人をたとえていう語。(出典:大辞林 第三版)
・千両役者(せんりょうやくしゃ)
意味:技芸・風格ともに備わった人気役者。(出典:大辞林 第三版)