エチケット
「咳エチケット」などのように使う「エチケット」という言葉。
フランス語では「étiquette」と表記します。
「エチケット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エチケット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
エチケットの意味
「エチケット」には次の意味があります。
・礼儀作法。(出典:デジタル大辞泉)
「咳エチケット」は「咳をする際のマナー」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このエチケットを無視して関心を拡大するには特別な自信を必要とする。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)
・エチケットというのは、どこかやせ我慢に支えられているところがある。
(出典:向田邦子『無名仮名人名簿』)
・だが作家は読者のことをもっと考えるのがエチケットというものだ。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 4 3001年終局への旅』)
・あの男の意見をきくわけにはいかないかな、エチケット上はどうかなという意味だが?
(出典:クリスティ/赤冬子訳『三幕の殺人』)
・私は、すべてのエチケットの基本は健康にありと考えている。
(出典:山口瞳『酒呑みの自己弁護』)
類語
・礼儀(れいぎ)
意味:人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。(出典:デジタル大辞泉)
・マナー
意味:態度。礼儀。礼儀作法。(出典:デジタル大辞泉)
・作法(さほう)
意味:物事を行う方法。きまったやり方。きまり。しきたり。(出典:デジタル大辞泉)
・行儀(ぎょうぎ)
意味:礼儀の面からみた立ち居振る舞い。また、その作法・規則。(出典:デジタル大辞泉)
・礼(れい)
意味:社会生活上守るべき行動の形式。規範となる作法。また、儀式・制度など。(出典:デジタル大辞泉)