ウクレレ
「ウクレレの音色に癒される」などのように使う「ウクレレ」という言葉。
英語では「ukulele」と表記します。
「ウクレレ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ウクレレ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ウクレレの意味
「ウクレレ」には次の意味があります。
・弦楽器の一種。主としてハワイ音楽の演奏に用いられる,ギターに似た4弦楽器。和音演奏が主で,独奏よりも伴奏楽器として使用されることが多い。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「ウクレレ」とは、南国のゆったりとした空気を感じ取れる、温かみのある音色を奏でる弦楽器のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ウクレレを横たえるべき場所はここではないか、と思える部分を僕は発見した。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
・僕たちの父親は、ウクレレを弾かせると、名手と言っていい腕前だった。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
・私たちが全員ウクレレを持っているのはそのためである。
(出典:角田光代『ピンク・バス』)
・ウクレレと写真機とを調理台に置き、僕はふたたびテーブルの下に入った。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
・部屋を出ようとしたとき、遠くでウクレレが鳴っているのが聞こえたような気がした。
(出典:北野勇作『かめくん』)
類語
・弦楽器(げんがっき)
意味:張られた弦の震動によって音を出す楽器の総称。震動を増幅するための共鳴胴をもち、奏法により、撥弦楽器・擦弦楽器・打弦楽器の3種に分類する。(出典:デジタル大辞泉)
・ハワイアン音楽(はわいあんおんがく)
意味:ハワイ諸島の民族音楽が、アメリカのポピュラー音楽などの影響を受けて変容した音楽。スチールギター・ウクレレなどを用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・スチールギター
意味:主にハワイアン音楽で用いられるエレクトリックギター。横にねかせた型で、スチール弦を用い、金属棒で弦を押さえて演奏する。(出典:デジタル大辞泉)
・ギター
意味:撥弦楽器の一つ。平たいひょうたん形の木製の胴に棹(さお)をつけ、四~六コースの弦を張ったもの。六弦のものが一般的。音域が広く奏法も種々ある。八~一五世紀ごろ、アラビア人がヨーロッパに導入した。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エレクトリック・ギター
意味:電気によって音を拡大しかつ音色を変えることのできるギター。(出典:世界大百科事典 第2版)