インスピレーション
「インスピレーションを感じる」などのように使う「インスピレーション」という言葉。
英語では「inspiration」と表記します。
「インスピレーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「インスピレーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
インスピレーションの意味
「インスピレーション」には次の意味があります。
・創作・思考の過程で瞬間的に浮かぶ考え。ひらめき。霊感。(出典:デジタル大辞泉)
啓示のようにふと頭に浮かぶ良い考えのことを表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こういったインスピレーションを、この男は何よりも崇拝しているのだ。
(出典:森博嗣『四季 2 夏』)
・文明の今日だから人為的インスピレーションのあるのももっともでしょう。
(出典:高浜虚子『漱石氏と私』)
・インスピレーションのように、おれの記憶から飛び出したものがある。
(出典:江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』)
・数学は、インスピレーションによって新しい発見をすることが多いという。
(出典:東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』)
・やがて、インスピレーションとしかいいようのないものが心に浮かんできた。
(出典:ドイル/永井淳訳『失われた世界』)
類語
・霊感(れいかん)
意味:突然ひらめく、すばらしい着想・考え。(出典:デジタル大辞泉)
・発想(はっそう)
意味:物事を考え出すこと。新しい考えや思いつきを得ること。また、その方法や、内容。(出典:デジタル大辞泉)
・六感(ろっかん)
意味:理屈では説明のつかない、鋭く本質をつかむ心の働き。(出典:デジタル大辞泉)
・神来(しんらい)
意味:神がのりうつったかのように、突然、霊妙な感興を得ること。(出典:デジタル大辞泉)
・感応(かんのう)
意味:外界からの刺激によって心が深く感じ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)