イラストレーション
「イラストレーションを描く」などのように使う「イラストレーション」という言葉。
英語では、「illustration」と表記します。
「イラストレーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「イラストレーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
イラストレーションの意味
「イラストレーション」には次の意味があります。
・新聞、雑誌、書籍の文章に添えて視覚的効果をねらう解説図、さし絵、写真などをいう。また、商業・宣伝美術に使われるポスターなどの絵。イラスト。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「イラストレーション」とはつまり、「広告や書籍に使われる、装飾や説明のための写真や図解、挿絵」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こういうものを兵吾は前にイラストレーションで見たことがある。
(出典:上遠野浩平『ぼくらは虚空に夜を視る』)
・彼女の単行本をこれまでに五冊、彼がイラストレーションを描きデザインもした。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)
・芸術学部の学生だった頃から、彼は商業的な雑誌にイラストレーションを描き始めた。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)
・阿川が受け持ったイラストレーションのクラスを受講したのがきっかけだ。
(出典:柳美里『フルハウス』)
・そして、少しずつ描き上がるイラストレーションを目にするたび、感嘆した。
(出典:平松洋子『アジア おいしい話』)
類語
・スケッチ
意味:風景・事物などを大まかに写しとること。また、その絵。写生。素描。(出典:デジタル大辞泉)
・デッサン
意味:素描。下絵。(出典:デジタル大辞泉)
・カット
意味:印刷物に組み入れる、小型の絵や図案。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・クロッキー
意味:絵画で、全体の感じを大まかな線や陰影で短時間にえがく技法。また、その絵。鉛筆やコンテなどを用いる。英語のスケッチに相当するが、日本では小品写生をスケッチ、略画・速写画をクロッキーとわけて用いる。速写。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・図画(ずが)
意味:図と画。図面と絵画。また、絵。(出典:精選版 日本国語大辞典)