イタリアン
「イタリアンレストラン」などのように使う「イタリアン」という言葉。
「イタリアン」は、英語で「Italian」と読みます。
「イタリアン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「イタリアン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
イタリアンの意味
「イタリアン」には次の二つの意味があります。
1 イタリア人。
2 他の外来語の上に付いて複合語をつくり、イタリアの、イタリア風の、などの意を表わす。(出典:精選版 日本国語大辞典)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
イタリアンの意味①「イタリア人。」
「イタリアン」の一つ目の意味は「イタリア人。」です。
「イタリアンカルチャー」で「イタリア人の文化」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・イタリアンシェフのいるレストランに行く。
・イタリアンチームと試合をする。
・わずかひと月ほどで、彼女がすっかりニューヨーク風のイタリアン・ワイフになっていたことにではない。
(出典:矢作俊彦『東京カウボーイ』)
類語
・フレンチ
意味:フランス人。(出典:デジタル大辞泉)
・アメリカン
意味:アメリカ人。(出典:デジタル大辞泉)
・スパニッシュ
意味:スペイン人。(出典:デジタル大辞泉)
・インディアン
意味:インド人。(出典:デジタル大辞泉)
イタリアンの意味②「他の外来語の上に付いて複合語をつくり、イタリアの、イタリア風の、などの意を表わす。」
「イタリアン」の二つ目の意味は「他の外来語の上に付いて複合語をつくり、イタリアの、イタリア風の、などの意を表わす。」です。
わかりやすく言うと「イタリアンレストラン」や「イタリアンジェラート」などのような「イタリアの○○」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あのビルの近くにはとてもおいしいイタリアンレストランがあるんですよ。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・私のいいかげんなイタリアン・ソーセージは次のようにして作ります。
(出典:本間千枝子『アメリカの食卓』)
・本格的なイタリアンを食べるのはいつ以来だろうと思った。
(出典:東野圭吾『容疑者Xの献身』)
・イタリアン・ブランドのスーツにしても見るたびに違っている。
(出典:有栖川有栖『ダリの繭』)
類語
・チャイニーズ
意味:他の外来語の上に添えて、中国風の、中国の、中国人の、中国語の、などの意を表わす。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ヨーロピアン
意味:多く複合語の形で用い、ヨーロッパ人の、ヨーロッパ風の、の意を表す。(出典:デジタル大辞泉)
・アフリカン
意味:アフリカ人。また、アフリカの、アフリカ的な。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ダッチ
意味:多く複合語の形で用い、オランダ風の、オランダの、の意を表す。(出典:デジタル大辞泉)