アンフェア
「アンフェアなプレー」などのように使う「アンフェア」という言葉。
英語では「unfair」と表記します。
「アンフェア」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アンフェア」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
アンフェアの意味
「アンフェア」には次の意味があります。
・不公平なさま。公正でないさま。ずるいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「アンフェア」とは、フェアでないことを言い、ネガティブな意味で使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アンフェアなんて、ぼくが口にしていい言葉ではないかもしれないが。
(出典:西尾維新『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』)
・相手と力比べをするからには、データを隠していたのではアンフェアになるからだ。
(出典:深谷忠記『寝台特急「出雲」+-の交叉』)
・どんなアンフェアな策を使ってくるか、知れたものではない。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿4 クレオパトラの葬送』)
・その、アンフェアと思える全てに向けて、彼女は罵倒の呟きを漏らした。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第10巻』)
・アンフェアな発言は慎まなければならない、という意識がどうしても働いてしまう。
(出典:綾辻行人『どんどん橋、落ちた』)
類語
・不公平(ふこうへい)
意味:公平でないこと。かたよっているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・贔屓目(ひいきめ)
意味:ひいきをする立場から見た好意的な見方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不平等(ふびょうどう)
意味:平等でないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・差別(さべつ)
意味:取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・先入観(せんにゅうかん)
意味:最初に知ったことによって形成された固定的な観念・見解。ふつう、それによって自由な思考が妨げられるような場合にいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)