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よもやとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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よもや

「よもや負けることはあるまい」などのように使う「よもや」という言葉。

「よもや」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「よもや」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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よもやの意味

「よもや」には次の二つの意味があります。

1 万が一にも。いくらなんでも。
2 (あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

よもやの意味①「万が一にも。いくらなんでも。」

「よもや」の一つ目の意味は「万が一にも。いくらなんでも。」です。

「よもや負けることはあるまい」で「万が一にも負けることはないだろう」という意味になります。
この例では、本人がそう予想できない「まさかの事態」を表します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

よもや死体となった自分の体を潔ているのだとは思ってもいなかった。
(出典:辺見じゅん『完本 男たちの大和(上)』)

・わしがそのほうに王国の半分を与えたことを汝そちは よもや忘れはしまい。
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『リア王』)

よもやこんな形で死ぬことになるなどとは夢にも考えたことはなかった。
(出典:ハミルトン『さすらいのスターウルフ』)

・五兵衛のほうはよもや、女房に殺されるとは思っていないから無用心だ。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 04 山茶花(さざんか)は見た』)

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類語

もしや
意味:もしの疑問の意を強めていう語
(出典:精選版 日本国語大辞典)

まさか
意味:そういう事態はなかなかありえないこと、また実現がむずかしいことを強調する語。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

ひょっとすると
意味:もしかしたら。あるいは。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

よもやの意味②「あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。」

「よもや」の二つ目の意味は「(あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。」です。

よもやの後ろに推量表現を伴う場合に限りこの意味となります。
推量表現とは、「〜のようだ」や「〜だろう」等の物事の状態や相手の心中を探る表現のことです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・きみはあの女に命を助けられたことを、よもや忘れはしないだろう。
(出典:ユゴー/辻昶,松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(下)』)

・護良親王がわれらを殺そうとしたことをよもやお忘れではないでしょう。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)

・今さらながら、ここまで来てよもやただの世間話ってことはないだろう。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第11巻』)

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類語

おそらく
意味:確度の高い推量を表す語。きっと。(出典:デジタル大辞泉)

大抵(たいてい)
意味:事柄のあらまし。だいたいのようす。(出典:デジタル大辞泉)

確か(たしか)
意味:かなり信頼できると判断・推察するときに用いる語。(出典:デジタル大辞泉)

大方(おおかた)
意味:恐らく。たぶん。(出典:デジタル大辞泉)

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