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みなすとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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みなす

「欠席とみなす」などのように使う「みなす」という言葉。

「みなす」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「みなす」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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みなすの意味

「みなす」には次の二つの意味があります。

1 仮にそうと見る。そうでないものをそうとする。仮定する。
2 判断してそうと決める。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

みなすの意味①「仮にそうと見る。そうでないものをそうとする。仮定する。」

「みなす」の一つ目の意味は「仮にそうと見る。そうでないものをそうとする。仮定する。」です。

わかりやすく言うと「〇〇だということにする」というような意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それは男と女とを全く同じ種類とみなす考えから由来しているのです。
(出典:遠藤周作『ぐうたら愛情学』)

・犬を道具の一種とみなしていることではないだろうか。
(出典:東海林さだお『食後のライスは大盛りで』)

・この真理の概念を解体して、それをゲームとみなすことである。
(出典:中山元『フーコー入門』)

・ロシアを仮想敵とみなし、断固ロシアに対抗する態度を旗幟鮮明にした。
(出典:中村彰彦『侍たちの海 小説 伊東祐亨』)

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類語

同一視(どういつし)
意味:本来、性質などの違うものを、同じものとみなすこと。(出典:デジタル大辞泉)

一緒くた(いっしょくた)
意味:雑多な物事が秩序なく一つになっていること。ごちゃまぜ。(出典:デジタル大辞泉)

一括り(ひとくくり)
意味:一つにまとめてくくること。また、そのもの。いっかつ。(出典:デジタル大辞泉)

みなすの意味②「判断してそうと決める。」

「みなす」の二つ目の意味は「判断してそうと決める。」です。

判断して、そうであると結論付けることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・常識から考えても、あなたが盗作したとみなすのが自然ではないですか。
(出典:鮎川哲也『死者を笞打て』)

・助力を求める知らない人間を若者とみなすことが彼女の彼女たる所以なのだ。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 3 地球への追放者』)

・宗教を否定する共産主義国との握手は危険だとみなしたのかもしれない。
(出典:児島襄『開戦前夜』)

・その眼差しは、明らかに晴美を人間ではないものとみなしはじめていた。
(出典:吉村達也『ついてくる』)

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類語

位置付ける(いちづける)
意味:全体の中で、それに適切な位置を与える。(出典:デジタル大辞泉)

評価する(ひょうかする)
意味:事物や人物の、善悪・美醜などの価値を判断して決めること。(出典:デジタル大辞泉)

判定する(はんていする)
意味:物事を判別して決定すること。また、その決定。(出典:デジタル大辞泉)

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