まだまだ
「まだまだ先」などのように使う「まだまだ」という言葉。
「まだまだ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「まだまだ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
まだまだの意味
「まだまだ」には次の意味があります。
・いまだに。いまでも。(出典:デジタル大辞泉)
「まだまだ」を漢字で書くと「未だ未だ」となります。
「まだまだ」は、上記の他に「もっと。さらに。」という意味も持ちます。
「この先、まだまだ苦労する」などの場合はこちらの意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それには、まだまだ結婚を考えるほどの年齢ではないと答えておきました。
(出典:クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』)
・胸締めつける思い出は、まだまだ東京中のそこにもここにも残っていた。
(出典:正岡容『寄席』)
・よく読んだつもりでいても、まだまだ至らぬところがあるものである。
(出典:蒲原有明『夢は呼び交す』)
・これからしなければならないことがまだまだたくさんあったからである。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟』)
・しかし私には、まだまだ見なければならない世界がたくさんありました。
(出典:H・ロフティング/井伏鱒二『ドリトル先生物語全集(全12巻) 7 ドリトル先生と月からの使い』)
・理論的に説明のつかないことが、まだまだたくさんあるではありませんか。
(出典:クイーン/田村隆一訳『最後の悲劇』)
類語
・全然(ぜんぜん)
意味:まるで。少しも。(出典:デジタル大辞泉)
・未だ(いまだ)
意味:今になってもまだ実現していないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不十分(ふじゅうぶん)
意味:足りないところのあること。(出典:デジタル大辞泉)
・ますます
意味:程度が一層はなはだしくなるさま。(出典:デジタル大辞泉)