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はなむけとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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はなむけ

「はなむけの言葉」などのように使う「はなむけ」という言葉。

「はなむけ」は、漢字では「餞」や「贐」と書きます。

「はなむけ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「はなむけ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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はなむけの意味

「はなむけ」には次の意味があります。

旅立や門出を祝って金品や詩歌などを贈ったり、送別の宴を開いて見送ったりすること。また、その金品・詩歌や宴など。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「はなむけ」は、「うまのはなむけ(馬の餞)」を略した言葉だと言われています。
「うまのはなむけ(馬の餞)」は「旅立つ人に餞別(せんべつ)の贈り物をしたり、送別会を開いたりすること」という意味の言葉です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私が小説を書いて賞を受けた時のの言葉というのがこうなのだ。
(出典:森瑤子『別れの予感』)

・荷物をまとめて出ていく際、「に」と云って玄児が一冊の本をくれた。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂6-2-8』)

・今となってはなにもしないことが、昌代への一番のはなむけだろう。
(出典:阿刀田高『箱の中』)

・公子からは退職のはなむけとして二十五ドゥカーテンのご下賜があった。
(出典:ゲーテ/高橋義孝訳『若きウェルテルの悩み』)

・いまそこで行われようとしている氷葬のために用意されていた自然のはなむけのようであった。
(出典:新田次郎『昭和新山』)

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類語

餞別(せんべつ)
意味:遠方に旅行する人や転居・転任などをする人に、別れのしるしとして金品を贈ること。また、その贈り物。はなむけ。(出典:デジタル大辞泉)

手向け(たむけ)
意味:別れる人へのはなむけ。餞別(せんべつ)。(出典:デジタル大辞泉)

惜別(せきべつ)
意味:別れを惜しむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

送別(そうべつ)
意味:別れて行く人を送ること。旅だつ人を見送ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

留別(りゅうべつ)
意味:旅立つ人が後に残る人に別れを告げること。とどまる人へのいとまごい。また、旅立つ人が残る者に詩を留めて別れの気持を表わすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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