つわり
「酷いつわり」などのように使う「つわり」という言葉。
「つわり」は、漢字で書くと「悪阻」で、「おそ」とも読みます。
「つわり」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「つわり」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
つわりの意味
「つわり」には次の意味があります。
・妊娠6週間頃から特に早朝に悪心、嘔吐などの症状を呈すること。通常妊娠12週ほどになると軽快する。(出典:栄養・生化学事典より)
妊婦のみに起きる、消化器系の病状を言います。症状は個人差が大きく重症化し出産後も後遺症として何らかの病気が残ってしまうこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・つわりが始まったらしく、会うたびに頬が削げてゆき顔色が悪くなっていた。
(出典:桜木紫乃『ホテルローヤル』)
・姉は以前、 「わたしはつわりになんかならないわ」 と言っていた。
(出典:小川洋子『妊娠カレンダー』)
・母が弟を身ごもり、ひどいつわりで私のめんどうをみられなかったからだ。
(出典:柳美里『水辺のゆりかご』)
・具合が悪いときいても、とっさにつわりとは思いつかなかったのだ。
(出典:皆川博子『光源氏殺人事件』)
・つわりが激しく、あまりの激しさにみなは驚きあわて、医者を呼んで子をおろした。
(出典:星新一『殿さまの日』)
・最近は体が妊娠に慣れたのか、つわりもなくなっていた。
(出典:内田春菊『キオミ』)
・「つわりだから、病気というわけじゃないのよ」 答えたのは、吉川珠江であった。
(出典:皆川博子『光源氏殺人事件』)
・彼女は結婚して一年ばかり経った後、妊娠中のつわりとやらで、まだ女の若いさかりの年頃で亡くなった。
(出典:島崎藤村『新生』)