ちょんぼ
「ちょんぼをしでかした」などのように使う「ちょんぼ」という言葉。
「ちょんぼ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ちょんぼ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ちょんぼの意味
「ちょんぼ」には次の意味があります。
・うっかりして間違えること。注意不足で犯す失敗。(出典:デジタル大辞泉)
「ちょんぼ」は俗語であり、その語源は麻雀用語となります。役が揃ってない牌の状態で間違ってあがってしまう錯和(ツァホウ:間違ったあがり)または冲和(チョンフォウ:虚しいあがり)のどちらかが変化して「ちょんぼ」になったとされています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・数々のチョンボがあり、そして同時に彼はエンタテイナーであった。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・チョンボは彼が超人でも神でもなく、ただの人間であることの証左になり、ファンはそれを許したわけだ。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・あたしが普段、いまのあんたみたいに思いつめてたら、それこそ大チョンボを連発してるわよ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!3 揺れるイントゥ・ザ・ブルー』)
・お蔭でしばらくは身の回りに気をつけるだろうし、取り返しのつかないような大失敗をする前に、これくらいのチョンボをしておくことは、かえっていい薬になる。
(出典:阿川佐和子『笑ってケツカッチン』)
・べつに懲罰人事でなくても、チョンボもしないのに貧乏籤を引きあてて左遷される者もある。
(出典:田辺聖子『ブス愚痴録』)
類語
・失敗(しっぱい)
意味:物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。(出典:デジタル大辞泉)
・どじ
意味:間の抜けた失敗をすること。また、そのさま。へま。(出典:デジタル大辞泉)
・へま
意味:手抜かりをすること。処置を誤ること。(出典:デジタル大辞泉)
・粗相(そそう)
意味:不注意や軽率さから過ちを犯すこと。また、その過ち。(出典:デジタル大辞泉)
・過失(かしつ)
意味:不注意などによって生じたしくじり。過ち。(出典:デジタル大辞泉)