ちょくちょく
「ちょくちょく会う」などのように使う「ちょくちょく」という言葉。
「ちょくちょく」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ちょくちょく」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ちょくちょくの意味
「ちょくちょく」には次の意味があります。
・わずかの間を置いて同じことが繰り返されるさま。たびたび。ちょいちょい。(出典:デジタル大辞泉)
「ちょくちょく」は、「短期間で何度も繰り返して」ということを意味する副詞として使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ぼくはあんな時間にあんまりちょくちょく家をあけたことがないんです。
(出典:海老沢泰久『帰郷』)
・気のあった同士のあいだでも、ちょくちょくこういうことがあるものだ。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「壺中美人」』)
・部屋が近所ということもあり、この頃はちょくちょく来てくれている。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・その間の私のおもな心配は小さなお嬢様のちょくちょくやる病気でした。
(出典:エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』)
・その子は隣町に住んでいたので、ちょくちょくさとるの家に遊びに来た。
(出典:山本文緒『群青の夜の羽毛布』)
類語
・ちょいちょい
意味:間を置いて同じことが何度も繰り返されるさま。度々。おりおり。ちょくちょく。(出典:デジタル大辞泉)
・屡屡(しばしば)
意味:同じ事が何度も重なって行われるさま。たびたび。(出典:デジタル大辞泉)
・度度(たびたび)
意味:何度も繰り返し行われるさま。いくども。しばしば。(出典:デジタル大辞泉)
・しょっちゅう
意味:いつも。しじゅう。(出典:デジタル大辞泉)
・再三(さいさん)
意味:ある動作が二度も三度も行われること。副詞的にも用いる。たびたび。しばしば。(出典:デジタル大辞泉)