ちゃらんぽらん
「ちゃらんぽらんな人」などのように使う「ちゃらんぽらん」という言葉。
「ちゃらんぽらん」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ちゃらんぽらん」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ちゃらんぽらんの意味
「ちゃらんぽらん」には次の意味があります。
・いいかげんで無責任なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ちゃらんぽらん」をわかりやすくいうと、適当で何も考えておらず信頼できないという意味になります。でたらめでやりすごす様子などもあらわす言葉です。
「ちゃらほら」が変化した語という説もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・基本的に生き方がちゃらんぽらんなんだよな。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 3 傷物語』)
・うちの学校の体育の時間は本当にちゃらんぽらんなのだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 2 綿流し編』)
・すっかり元のちゃらんぽらんで明るい啓太の表情に戻って軽く片手を上げ、背を向ける。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!10』)
・僕は最初から彼のあの朝の行動の話は、ちっとばかりちゃらんぽらんだと思っていたよ。
(出典:ダイン/鈴木幸夫訳『僧正(ビショップ)殺人事件』)
・ちゃらんぽらんのように見えて、竜司も必死で何かを捜そうとしている。
(出典:鈴木光司『リング』)
類語
・いい加減(いいかげん)
意味:仕事を最後までやり遂げずに途中で投げ出すさま。投げやり。おざなり。無責任。(出典:デジタル大辞泉)
・出任せ(でまかせ)
意味:口から出るにまかせて、いいかげんなことを言うこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・杜撰(ずさん)
意味:物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・生半可(なまはんか)
意味:十分でなく中途半端であること。いいかげんであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・無責任(むせきにん)
意味:責任観念が乏しいこと。責任を重んじないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)