たくましい
「たくましく生きる」などのように使う「たくましい」という言葉。
「たくましい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「たくましい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
たくましいの意味
「たくましい」には次の意味があります。
・からだが頑丈で、いかにも強そうに見える。意志が強く、多少のことではくじけない。(出典:デジタル大辞泉)
「たくましい」は、体そのものが丈夫なことに加え、心が丈夫な様子を表す時にも使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相当に歳をとっているはずだが、筋骨たくましいその姿は若者のようだ。
(出典:三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』)
・男のたくましい肩から力強い腕にかけて、水が小川のように流れている。
(出典:R・E・ハワード『風雲児コナン』)
・想像をたくましくしすぎて、手に負えなくなってしまったかのようだ。
(出典:パトリシア・コーンウェル『検屍官』)
・君はわが軍のなかでもっともたくましい騎手という評判をえている。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
・こういう世に生きるには、もっと心を大きく身もたくましく持たねばならんな。
(出典:吉川英治『私本太平記』)
類語
・頑丈(がんじょう)
意味:からだが丈夫なさま。また、物の作りが堅牢なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・屈強(くっきょう)
意味:わめて力が強いこと。頑丈なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・強健(きょうけん)
意味:からだが強くて丈夫であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・頑強(がんきょう)
意味:頑固でなかなか屈しないさま。人または物が、堅固で丈夫なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・頑健(がんけん)
意味:強く、丈夫なこと。また、非常に健康であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)