ずぼら
「ずぼらな性格」などのように使う「ずぼら」という言葉。
「ずぼら」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ずぼら」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ずぼらの意味
「ずぼら」には次の意味があります。
・行動・性格がだらしのないこと。また、そのさまやそのような人。ずべら。(出典:デジタル大辞泉)
例えば「約束を守らない」、「使ったものを元に戻さない」などの、きちんとしていない性格や様子を「ずぼら」といいます。
また、「手を抜いた」という意味を含むこともあり、この意味での「ずぼら」を使った「ずぼら飯」という言葉もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ 鍵をかけるように言われていたが、ずぼらの佐智は守ったことがなかった。
(出典:加藤幸子『夢の壁・北京海棠の街』)
・ジョナサンはずぼらで、電気代を気にするようなタイプではなかった。
(出典:ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会1)壁のなかの時計(TXT)』)
・ 部屋が二階であることに安心しているのか、それとも性格的に、ずぼらなのか。
(出典:樋口有介『枯葉色グッドバイ』)
・ ずぼらだった五郎にしては思いもかけず、きちょう面に日記をつけている。
(出典:光瀬龍『明日への追跡』)
・ この点においても、ずぼらな私には無理な芸当だったようです。
(出典:酒井順子『たのしい・わるくち』)
類語
・ちゃらんぽらん
意味:いいかげんで無責任なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ぐうたら
意味:気力に欠けていて、すぐ怠けようとすること。不精でいいかげんなさま。また、そういう人。(出典:デジタル大辞泉)
・手を抜く(てをぬく)
意味:必要な手間を省く。仕事などをいいかげんにする。(出典:デジタル大辞泉)
・横着(おうちゃく)
意味:すべきことを故意に怠けること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ずべら
意味:行動や性格がだらしないこと。また、そのさまやそのような人。ずぼら。ずべら坊。(出典:デジタル大辞泉)