お粗末様
「お粗末様でした」などのように使う「お粗末様」という言葉。
「お粗末様」は、訓読みで「おそまつさま」と読みます。
「お粗末様」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「お粗末様」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
お粗末様の意味
「お粗末様」には次の意味があります。
・相手に提供した労力や物を謙遜していうあいさつの言葉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
家族や友人に食事を振る舞い、「ご馳走様でした。」と言われたときの返し言葉としても使用されます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・「お粗末様」 と清海が声をかけると、毬藻は、ぷるぷると首を左右に振った。
(出典:舞阪洸『サムライガード』)
・結構なお手前で。いえいえお粗末様でした。
(出典:西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』)
・ご馳走様でした。お粗末様です。
類語
・謙虚(けんきょ)
意味:謙遜で、心にわだかまりのないこと。ひかえめで、つつましやかなこと。へりくだって、つつましやかにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・へりくだる
意味:謙遜する。(出典:デジタル大辞泉)
・下手に出る(したてにでる)
意味:へりくだった態度をとる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・敬譲(けんじょう)
意味:相手を敬ってへりくだること。つつしんで人にゆずること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・謙遜(けんそん)
意味:へりくだること。卑下すること。ひかえめにすること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)