座右の銘
「七転び八起きを座右の銘にする」などのように使う「座右の銘」という言葉。
「座右の銘」は、音読みで「ざゆうのめい」と読みます。
「座右の銘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「座右の銘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
座右の銘の意味
「座右の銘」には次の意味があります。
・いつも心に留めておいて、生き方の参考とすることばのこと。(出典:故事成語を知る辞典)
「座右」は「身近なところ」、「銘」は「心にきざみ、自戒とすることば」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・きれいごとを言う奴が一番信用ならないというのが、親父さんの座右の銘だ。
(出典:香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常②』)
・父はその最初の商売で身をもって学んだことを座右の銘にしてきました。
(出典:ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』)
・店の試し書き用紙に自分の名前を書くのもおかしいし、残念ながら座右の銘も持っていない。
(出典:雫井脩介『クローズド・ノート』)
・「経営者の資格・心得」として座右の銘にするようになった。
(出典:小堺昭三『男の切れ味(下)』)
・自分自身の座右の銘としただけではない。
(出典:飯沼和正『あるのかないのか? 日本人の創造性』)
類語
・モットー
意味:日常の行為・態度の指針としている事柄。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スローガン
意味: 団体や運動の主義・主張を、簡潔に言い表した語句。 (出典:デジタル大辞泉)
・指針(ししん)
意味:物事を進めるうえでたよりとなるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・主義(しゅぎ)
意味:常に持っている考え方や行動の方針。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・心得(こころえ)
意味: 心中に思い決めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)