濃厚とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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濃厚

「濃厚なスープ」などのように使う「濃厚」という言葉。

「濃厚」は、音読みで「のうこう」と読みます。

「濃厚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「濃厚」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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濃厚の意味

「濃厚」には次の三つの意味があります。

1 濃くあついさま。こってりとしたさま。きわめて濃いさま。色、味、匂いなど五感に受ける刺激の強いさまをいう。
2 男女の仲のきわめて熱情的なさま。他から見て、関係や行動が刺激的なほど激しいさま。
3 ある要素や傾向が強く感じられるさま。また、強く予想されるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

濃厚の意味①「濃くあついさま。こってりとしたさま。きわめて濃いさま。色、味、匂いなど五感に受ける刺激の強いさまをいう。」

「濃厚」の一つ目の意味は「濃くあついさま。こってりとしたさま。きわめて濃いさま。色、味、匂いなど五感に受ける刺激の強いさまをいう。」です。

食べ物や飲み物の成分が濃く、味が強く感じられることを言います。また、濃い色などにも「濃厚」と言葉が使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・誰もかれもみんな散歩しているという気分なり空気なりが濃厚なんだ。
(出典:加能作次郎『早稲田神楽坂』)

・東京へ近よるに従って東京の匂いがだんだんに濃厚になるのがはっきり分かる。
(出典:寺田寅彦『異質触媒作用』)

・だが私はかつて、あのように濃厚な色彩を持った夢を見たことがない。
(出典:江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編3 怪奇幻想』)

類語

濃縮(のうしゅく)
意味:液体などの濃度を高くすること。(出典:デジタル大辞泉)

濃密(のうみつ)
意味:濃くてこまやかであるさま。密度が濃いさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

こってり
意味:味や色などが濃くて、しつこいさま。(出典:デジタル大辞泉)

濃厚の意味②「男女の仲のきわめて熱情的なさま。他から見て、関係や行動が刺激的なほど激しいさま。」

「濃厚」の二つ目の意味は「男女の仲のきわめて熱情的なさま。他から見て、関係や行動が刺激的なほど激しいさま。」です。

他人から見ても二人の仲が非常に良く、関係がとても深いことを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・二人はやがて結婚する仲で、その関係は蜜よりも濃厚であるべき筈です。
(出典:野村胡堂『奇談クラブ〔戦後版〕』)

・肉親の者に対する情愛の濃厚さは、だれよりわしが身を以て知っておる。
(出典:山田風太郎『忍法破倭兵状 ―山田風太郎忍法帖短篇全集』)

・窓から見てもとても濃厚なキスをしているのは、抱き合いかたでわかる。
(出典:姫野カオルコ『蕎麦屋の恋』)

類語

情熱的(じょうねつてき)
意味:感情を激しく燃え上がらせるさま。(出典:デジタル大辞泉)

過激(かげき)
意味:度を越して激しいこと。(出典:デジタル大辞泉)

密接(みっせつ)
意味:関係が非常に深いこと。互いにすぐに影響を及ぼし合うほど深い間柄にあるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

濃厚の意味③「ある要素や傾向が強く感じられるさま。また、強く予想されるさま。」

「濃厚」の三つ目の意味は「ある要素や傾向が強く感じられるさま。また、強く予想されるさま。」です。

「~な説が濃厚」と使われるように、ある事柄が起きている可能性が高い場合に使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・後者の可能性のほうがより濃厚で、そして理解しやすい気さえしていた。
(出典:古泉迦十『火蛾 (講談社ノベルス)』)

・樹海の近くまで車で来て、死体が遺棄されたという状況が濃厚になった。
(出典:森村誠一『棟居刑事の悪夢の塔』)

・でも、女がいるのではないかという疑いは、急速に濃厚になっていた。
(出典:南里征典『武蔵野薔薇夫人』)

類語

確実(かくじつ)
意味:確かなこと。まちがいのないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

可能性(かのうせい)
意味:事実がそうである見込み。(出典:デジタル大辞泉)

明瞭(めいりょう)
意味:はっきりしていること。(出典:デジタル大辞泉)

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