杜撰とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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杜撰

「杜撰な対応」などのように使う「杜撰」という言葉。

「杜撰」は、音読みで「ずさん」と読みます。

「杜撰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「杜撰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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杜撰の意味

「杜撰」には次の二つの意味があります。

1 詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また、その詩文。
2 物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

杜撰の意味①「詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また、その詩文。」

「杜撰」の一つ目の意味は「詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また、その詩文。」です。

「撰」には、詩や文を作るという意味があります。
「杜」は諸説あるものの、規則に合わない文を作っていた人物の名前を指しているという説が多いです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・故に其飜訳でも著作でも、一字一語皆出処があって、決して杜撰なものでは無かった。
(出典:幸徳秋水『文士としての兆民先生』)

・邦人が一汎に和漢書よりは精確と想う欧州書にもこんな杜撰が往々あるから孫引きは危険千万と注意し置く。
(出典:南方熊楠『十二支考』)

・だが、やるかぎりは杜撰な書をつくるのはいやだ。
(出典:高田宏『言葉の海へ』)

・此一事を以って見るも堀口君の訳著は近時世に流行する所の杜撰なる飜訳物の類に非ざるや明なり。
(出典:レニエ『燃え上る青春』)

類語

曖昧(あいまい)
意味:態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。(出典:デジタル大辞泉)

不明(ふめい)
意味:はっきりわからないこと。明らかでないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

憶測(おくそく)
意味:自分でかってに推測すること。当て推量。(出典:デジタル大辞泉)

拙劣(せつれつ)
意味:技術などが劣っていること。また、そのさま。へた。(出典:デジタル大辞泉)

杜撰の意味②「物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。」

「杜撰」の二つ目の意味は「物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。」です。

「杜撰な対応」で「漏れや誤りが多く、雑な対応」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・緊張が緩んで、 警戒だって杜撰になっている。
(出典:暁works『るいは智を呼ぶ1 皆元るい』)

・聡明な貴方にしては、実に杜撰なプランじゃありませんか?
(出典:森博嗣『瀬在丸紅子シリーズ-第1巻-黒猫の三角』)

・こっちは商売人ですから、その計算の杜撰さがすぐ眼につきます。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル8] 横溝正史 「迷路荘の惨劇」 v0.9』)

・動員計画そのものも、まことに行き当りばったりの杜撰なものでございまして、浪費と重複以上のなにものでもありません。
(出典:半藤一利『指揮官と参謀 コンビの研究』)

類語

好加減(いいかげん)
意味:無責任で、なげやりなさま。また、深く考えないで、おおざっぱなさま。いいくらかげん。(出典:精選版 日本国語大辞典)

粗雑(そざつ)
意味:いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。(出典:デジタル大辞泉)

大雑把(おおざっぱ)
意味:細部にまで注意が届かず、雑であるさま。(出典:デジタル大辞泉)

御座なり(おざなり)
意味:いいかげんに物事をすませること。その場だけの間に合わせ。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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