旗幟とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

旗幟

「旗幟鮮明」などのように使う「旗幟」という言葉。

「旗幟」は、音読みで「きし」と読みます。

「旗幟」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「旗幟」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

旗幟の意味

「旗幟」には次の二つの意味があります。

1はた。のぼり。はたじるし。多く、合戦のとき自分の存在をはっきりさせるために用いた。
2はっきりした態度。明確にした立場。また、それを標榜する人。主義主張。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

旗幟の意味①「はた。のぼり。はたじるし。多く、合戦のとき自分の存在をはっきりさせるために用いた。」

旗幟の一つ目の意味は「はた。のぼり。はたじるし。多く、合戦のとき自分の存在をはっきりさせるために用いた。」です。

戦のときに自軍を象徴する旗や幟を用いたことから、自分の主義主張、立場を表明するときに使われるようになりました。
他にも、立場の危うさを表す言葉として「旗色が悪い」という言葉もあります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・勝頼の本陣は敗北しながらもやはり本陣の旗幟は明らかにしていた。
(出典:新田次郎『武田勝頼(二)』)

・王の前方には象隊をおき、それらの背上には旗幟や金飾の日傘などが立ててあった。
(出典:バットゥータ/前嶋信次訳『三大陸周遊記』)

・彼はこの機会を利用して、反信長の旗幟を鮮明にする者を誘うような態度に出た。
(出典:新田次郎『武田勝頼(二)』)

・ただ、彼に今ないものは、その旗幟の上に唱える大義の名分のみです。
(出典:吉川英治『三国志』)

スポンサーリンク

類語

筵旗(むしろばた)
意味:むしろを竹竿などに結びつけて旗としたもの。江戸時代、百姓一揆(いっき)などに用いられた。(出典:デジタル大辞泉)

軍旗(ぐんき)
意味:戦場で用いる旗。いくさ旗。(出典:精選版 日本国語大辞典)

錦旗(きんき)
意味:天子の旗。赤地の錦の布に日月の形を並べて描いた細長い旗。勅命によって派遣される征討将軍の標識として用いた。(出典:精選版 日本国語大辞典)

白旗(しろはた)
意味:白地の旗。戦争で降伏の意を示すのに用いたり、使者を表わすしるしにしたりする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

旗幟の意味②「はっきりした態度。明確にした立場。また、それを標榜する人。主義主張。」

「旗幟」の二つ目の意味は「はっきりした態度。明確にした立場。また、それを標榜する人。主義主張。」です。

意味①から転じて、自身の思いや思想を明らかにすることを「旗幟鮮明(きしせんめい)」といいます。
自身の主張を表明することを「鮮明」が強調しています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それを旗幟不鮮明のやうに思ふのは佐藤の誤解と云はなければならぬ。
(出典:芥川竜之介『佐藤春夫氏』)

旗幟を明らかにしたところで、自分の付いた側が敗れれば目も当てられない。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)

・それを日高に告げたことで、反旗の旗幟を明らかにしたのだ。
(出典:森村誠一『生前情交痕跡あり』)

・未だ旗幟をうかがっている他の諸侯もこちらにつくだろう。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第15巻 忘却の夢迷宮』)

スポンサーリンク

類語

イデオロギー
意味:政治、社会に関する基本的な考え。思想傾向。(出典:精選版 日本国語大辞典)

教理(きょうり)
意味:宗教上の道理または理論。(出典:精選版 日本国語大辞典)

建前(たてまえ)
意味:本来的なこととして決まっている方針、原則など。表向きの方針。(出典:精選版 日本国語大辞典)

旗印(はたじるし)
意味:行動の目標として掲げる主義・主張。(出典:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました