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悩むとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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悩む

「思い悩む」などのように使う「悩む」という言葉。

「悩む」は、訓読みで「なやむ」と読みます。

「悩む」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「悩む」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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悩むの意味

「悩む」には次の四つの意味があります。

1決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。
2対応や処理がむずかしくて苦しむ。
3からだの痛みなどに苦しむ。
4 その動作が思うようにはかどらない意を表す。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

悩むの意味①「決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。」

「悩む」の一つ目の意味は「決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。」です。

 言い換えると、問題に対し、心が解決の方向性を見いだせないために、自身の動作も少なくなってしまう状態にあることです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・数えればこういう矛盾は、どれだけこの世に多いであろう。多いにつれて、どれだけ無数の人々が暗い陰に悩まねばならぬであろう。
(出典:柳宗悦『朝鮮の友に贈る書』)

・そして誰一人暗い思ひに悩む者がないやうに取計らはねばならないこと。
(出典:坂口安吾『吹雪物語』)

・まったく世の中には信じられないようなことで悩む人間がいるものだった。
(出典:海老沢泰久『帰郷』)

悩むの意味②「対応や処理がむずかしくて苦しむ。」

「悩む」の二つ目の意味は「対応や処理がむずかしくて苦しむ。」です。

 言い換えると、問題解決のために無作為に行動を起こして見るも、解決に至らない状態のことです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・私も戸惑っている。でも私は、この悩んでいる少女に伝えられることがあるような気がした。
(出典:上遠野浩平『わたしは虚夢を月に聴く 校正6-3-15』)

・あの眼はたしかにずっとじぶんを悩ませた氷のような眼ではなかった。
(出典:山田風太郎『明治十手架(下) 山田風太郎明治小説全集14』)

・多分真の叡智というもののある人には悩むことなく悟られるのでしょうが。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)

悩むの意味③「からだの痛みなどに苦しむ。」

「悩む」の三つ目の意味は「からだの痛みなどに苦しむ。」です。

 言い換えると、身体の病気や不調が原因であるが、不調を解決する方法がなく心が閉塞感を感じることです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・冬の寒さはどうしようと悩んだ事もあったが、それは昨日解決した。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (上)』)

・そして、おれはセックスするだけのために妻と結婚したのだろうかと悩む
(出典:峰隆一郎『殺人急行北の逆転240秒』)

・幻聴と不眠に悩む私の不安をすこしでもまぎらしてくれるためであった。
(出典:坂口安吾『小さな山羊の記録』)

悩むの意味④「その動作が思うようにはかどらない意を表す。」

「悩む」の四つ目の意味は「その動作が思うようにはかどらない意を表す。」です。

 言い換えると、問題の正解はわかっていても、そこに至れない、正解に辿り着けないために苦しみを覚えることです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・将来を期待される優秀な学生だったのだから、悩まなかったはずはない。だが、苦悩は顔に出さなかった。
(出典:浅田次郎『姫椿』)

真剣しんけんに生きている女は美しいが、悩んでいる女を見るのは我慢がまんならない。
(出典:山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(上)』)

・妻の生き方に理解のある夫であればあるほど、夫自身も悩むことになる。
(出典:沖藤典子『転勤族の妻たち』)

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