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吹雪とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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吹雪

「激しい吹雪」などのように使う「吹雪」という言葉。

「吹雪」は、熟字訓読みで「ふぶき」と読みます。

「吹雪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「吹雪」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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吹雪の意味

「吹雪」には次の二つの意味があります。

1 雪が激しい風に吹かれて乱れ飛びながら降ること。また、その雪。積もった雪が強い風で高く吹き上げられる状態も含めていう。
2 風に吹かれなどして、乱れ舞うもの。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

吹雪の意味①「雪が激しい風に吹かれて乱れ飛びながら降ること。また、その雪。積もった雪が強い風で高く吹き上げられる状態も含めていう。」

「吹雪」の一つ目の意味は「雪が激しい風に吹かれて乱れ飛びながら降ること。また、その雪。積もった雪が強い風で高く吹き上げられる状態も含めていう。」です。

この意味は、「激しい風に吹かれながら降る雪」または、「積もった雪が強い風に吹き上げられている状態」のことを指します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・ステイドにいわせると、この男は狩をしていて吹雪にあったのだそうだ。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)

・その声は聞えなかったと見えて、鋸屋は吹雪の闇に一直線に進んでいた。
(出典:本庄陸男『石狩川』)

吹雪は、自然が彼の幸福にささげてくれる伴奏のように彼には思われた。
(出典:平林初之輔『犠牲者』)

・開かれたドームから吹きこむ吹雪に打たれて、観測台に坐っているのだ。
(出典:マックス・エールリッヒ『巨眼』)

・この吹雪の中を、幾日かかっても山越えして、家へ帰って来るに違いない。
(出典:太宰治『嘘』)

吹雪の意味②「風に吹かれなどして、乱れ舞うもの。」

「吹雪」の二つ目の意味は「風に吹かれなどして、乱れ舞うもの。」です。

この意味では、「花吹雪」「紙吹雪」などのように、雪以外のものが吹かれて舞っているときに使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・早く盛りを過ぎた桜が夕暮の庭を白く見せる程吹雪のやうに散つて居る。
(出典:平野万里『晶子鑑賞』)

・その度ごとに采配が切断されてその白い紙片が吹雪のように散乱する
(出典:寺田寅彦『雑記帳より(I)』)

・嵐が少し吹き出したとみえて、花の吹雪が彼の白い立ち姿をつつんで落ちた。
(出典:岡本綺堂『玉藻の前』)

・まるで白と黒の紙吹雪が風に吹かれて、山を上っているようであった。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実』)

花吹雪は家の庭の向こうの道にも盛んに降って、どぶの中にも散った。
(出典:秋山加代『辛夷の花──父 小泉信三の思い出──』)

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