ワンダフル
「ワンダフルな時間」などのように使う「ワンダフル」という言葉。
英語では「wonderful」と表記します。
「ワンダフル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ワンダフル」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ワンダフルの意味
「ワンダフル」には次の意味があります。
・驚嘆すべきさま。すばらしいさま。すてき。(出典:デジタル大辞泉)
「ワンダフル」という言葉をわかりやすく言うと、「見事な」や「お見事!」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・アメリカに輸出した時は目の青い向うの子供がワンダフルと叫んで、たちまち売り切れになったんだよ。
(出典:遠藤周作『ぐうたら人間学』)
・国際劇場の楽食を見て彼が発した「ワンダフル」には、二つの驚嘆が含まれていたと私は思う。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・ビリーはたまたま私の興行を見て、ワンダフルを連発しましたね。
(出典:泡坂妻夫『喜劇悲奇劇』)
・針の先みたいなことでも、あのかたにあったら、オオ、ワンダフル、てな具合いよ。
(出典:モリエール/鈴木豊訳『人間ぎらい』)
・そのときは、何がワンダフルだ、とぼくは悪態をついたものだが。
(出典:山際淳司『ニューヨークは笑わない』)
・彼女は、ワンダフル、と大きな口で云った。
(出典:松本清張『虚線の下絵』)
・そんなことより、もっとこう、あーみんの疲れを癒すようなワンダフルかつアカデミックな話題で盛りあがろうよ!
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第4巻』)
・みんなさっきの音楽会をきいた人達で、ハリウッドのスター達もかなり混じっていたが、ワンダフルとか、どんなにあなたの演奏をエンジョイしたかとか、同じようなことを言う。
(出典:岩城宏之『棒ふりのカフェテラス』)