コンテンツ
「ホームページのコンテンツ制作に携わる」などのように使う「コンテンツ」という言葉。
英語では「content」の複数形で「contents」と表記します。
「コンテンツ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンテンツ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コンテンツの意味
「コンテンツ」には次の二つの意味があります。
1 書籍の目次。
2 インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
コンテンツの意味①「書籍の目次。」
「コンテンツ」の一つ目の意味は「書籍の目次。」です。
書籍だけでなく、記事などの冒頭に書かれている目次をさすこともあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・たいてい、本の良し悪しはコンテンツで判断できる。
・本文をすべて読まなくても、どんなことが書かれているかはコンテンツを見ればだいたい分かる。
・ノウハウが書かれた本を読むときは、まずコンテンツを見て、いちばん知りたい部分から読むようにしている。
類語
・目次(もくじ)
意味:書物の内容を示した見出しを順序立てて書いたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・目録(もくろく)
意味:書物の内容の見出しをまとめて記録したもの。目次。(出典:デジタル大辞泉)
・見出し(みだし)
意味:新聞・雑誌などで、記事内容が一見してわかるように、文章の前に示す簡単な言葉。標題。タイトル。(出典:デジタル大辞泉)
コンテンツの意味②「インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。」
「コンテンツ」の二つ目の意味は「インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。」です。
もともと「コンテンツ」は単に「内容物」を意味する言葉ですが、特にインターネットなどで提供される情報の内容に対して使うことが一般的です。
「ホームページのコンテンツ制作に携わる」で「ホームページに載せるための記事や映像などを作成することに関わる」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・デジタル情報は、数、テクスト、音、映像などのコンテンツを、内容にかかわらずすべて平等に表現します。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)
・大抵、チャットルームというのは、ホームページのコンテンツの一つとして設置される。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧3 壷中の天』)
・小説の販売と新刊案内だけではなく、楽しく多彩なコンテンツが充実しており、しかもそれが週単位で更新されるので、訪れる人を飽きさせないのだ。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・ソフトウェアや著作物、ノウハウ、ライセンスなど、コンテンツが商品となっている場合、知識資産と収益を直接結びつける仕組みや、より優れたビジネスモデルを求めることは当然のことです。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
類語
・内容(ないよう)
意味:ある形をとっているものの内部に含まれて存在しているもの。物のなかみ。また、文章や話などで、表現されている事柄。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・情報(じょうほう)
意味:文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手に状況に対する知識や適切な判断を生じさせるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・創作物(そうさくぶつ)
意味:人の知的創作活動の産物の総称。著作物・発明品・実用新案・意匠・商標など。(出典:デジタル大辞泉)
・記事(きじ)
意味:新聞・雑誌などで伝える事柄。また、その文章。(出典:デジタル大辞泉)