アンビシャス
「アンビシャスな行動」などのように使う「アンビシャス」という言葉。
英語では「ambitious」と表記します。
「アンビシャス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アンビシャス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アンビシャスの意味
「アンビシャス」には次の意味があります。
・野心のあるさま。大志を抱いているさま。(出典:デジタル大辞泉)
簡単に言うと「意欲的」や「野心的」という意味です。
クラーク博士の有名な言葉「Boys, be ambitious」は訳すと「少年よ、大志を抱け」となります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・壁画には自らこの仕事に記念塔を打建てる意気込みの、自ら仕事を買つて出た、帝大講堂のアンビシャスな仕事振りがある。
(出典:木村荘八『小杉放庵』)
・「鈍色の夢」の筋に関しての御意見 一、非常にアンビシャスなもので、勇気をもってやって見れば立派に出来れば大したものだ。
(出典:宮本百合子『日記』)
・よほどアンビシャスな創作にして見ようかという気もあったのだ。
(出典:大杉栄『続獄中記』)
・北村君のアンビシャスであった事は、自ら病気であると云ったほど、激しい性質のものらしかった。
(出典:島崎藤村『北村透谷の短き一生』)
・もう少し気を広く持たなくちゃ可かんよ。一体君は余りアンビシャスだから可かん。
(出典:石川啄木『一利己主義者と友人との対話』)
類語
・意欲的(いよくてき)
意味:物事を積極的に成し遂げようとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・野心的(やしんてき)
意味:試みなどの、新しく大胆であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・大志(たいし)
意味:大きなこころざし。将来に対する遠大な希望。(出典:デジタル大辞泉)
・大願(たいがん)
意味:大きなことを成し遂げようという願い。(出典:デジタル大辞泉)
・大望(たいもう)
意味:大きな望み。たいぼう。(出典:デジタル大辞泉)