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ゆめゆめとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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ゆめゆめ

「ゆめゆめ思わなかった」などのように使う「ゆめゆめ」という言葉。

「ゆめゆめ」は、漢字で「努努」と書きます。

「ゆめゆめ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ゆめゆめ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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ゆめゆめの意味

「ゆめゆめ」には主に次の二つの意味があります。

1決して。断じて。
2少しも。まったく。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

ゆめゆめの意味①「決して。断じて。」

「ゆめゆめ」の一つ目の意味は「決して。断じて。」です。

 禁止の言葉を使う時に、禁止することを強調します。自身の意識が届かないような領域にも、といったような厳しさを要求します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・だから瞳子ちゃんに仲を引きかれたなんて、ゆめゆめ思わないことだ。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 11 パラソルをさして』)

・現状に変化がじっさいに起こるようなことはゆめゆめありますまいが!
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 14 竜の挑戦〔下〕』)

ゆめゆめ・・・もちゐては・・なら・・ぬ。
(出典:むぅ『「未来に向かって」』)

・といって、もし真剣な話なら、ゆめゆめそんな志望は口に出来たものではない。
(出典:山田風太郎『妖異金瓶梅』)

ゆめゆめ衆議院議員として一回も出席できなかった人を再度当選させたりはしないでください。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)

ゆめゆめの意味②「少しも。まったく。」

「ゆめゆめ」の二つ目の意味は「少しも。まったく。」です。

 打ち消しや否定の言葉を強調します。思っていなかった、予期できなかったという気持ちや物事を表現します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・そしてゆめゆめほかの女を心のうちにえがくようなことはしなかった。
(出典:アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』)

・彼女を狂人と結婚させたとは、彼らはゆめゆめ考えてもいなかった。
(出典:ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(上)』)

・そんな単純な言葉でだまされていようとは、おらゆめゆめ思わなかったよ。
(出典:西風隆介『神の系譜III 幽霊の国』)

・むろん、その考えをゆめゆめ口に出そうとは思わなんだ。
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 1 階層宇宙の創造者』)

・火事の叫びがございますまで、ゆめゆめ疑いもしませんでした。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『ボヘミアの醜聞』)

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