マインド
「顧客志向マインドを醸成する」などのように使う「マインド」という言葉。
英語では「mind」と表記します。
「マインド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マインド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マインドの意味
「マインド」には次の意味があります。
・心。理知。感覚。また、何かをしようという意向や考え。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「マインド」は「精神」や「意識」とも言いかえられます。
「顧客志向マインドを醸成する」というと、「お客さまの立場にたって考えたり行動したりする意識を徐々に高めていく」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一方にはきわめて自由な創造的マインドがある。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・あれは、少しでもリーガル・マインドを身につけた人間のやることじゃない。
(出典:江川卓『たかが江川されど江川』)
・頭では理解できる宇宙の原理も、マインドが理解していないために、ぼくは何ひとつ知らないのも同様である。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
・これでマインド・コントロールが解除されたのだと思いたい。
(出典:麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第三巻 オーキスの救世主』)
・イギリス人のスポーツマインドの根底にあるのは、彼らの健脚だ。
(出典:森瑤子『ある日、ある午後』)
類語
・精神(せいしん)
意味:人間のこころ。また、その知的な働き。(出典:デジタル大辞泉)
・理知(りち)
意味:理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力。(出典:デジタル大辞泉)
・意向(いこう)
意味:どうするつもりかという考え。心の向かうところ。思わく。(出典:デジタル大辞泉)
・意識(いしき)
意味:ある物事に対してもっている見解、感情、思想など、社会的、歴史的な影響を受けてかたちづくられる心の内容。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・感覚(かんかく)
意味:物事の実体を鋭敏に感じとる精神のはたらき。また、実感として感じ知ること。深く感じ入ること。感受性。(出典:精選版 日本国語大辞典)