任意
「任意参加」などのように使う「任意」という言葉。
「任意」は、音読みで「にんい」と読みます。
「任意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「任意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
任意の意味
「任意」には次の意味があります。
・心のままにまかせること。思いのままにするさま。こころまかせ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「強制ではない」「好きなように」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これらの基礎調査に基づいて警察はまず任意取調べを行なうことにした。
(出典:森村誠一『花刑』)
・その時、特定という言葉はただ任意を否定する目的にのみ用いられた。
(出典:戸坂潤『科学方法論』)
・つまり、君は、穎原社長の身体を、部屋の中の任意の場所へ移動できた。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・三番機と二番機は連携して、敵の注意を任意の方向に揺さぶっていた。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 13 山口防衛戦2』)
・処が実在それ自身は決して任意なバラバラなものの寄せ集めではない。
(出典:戸坂潤『科学論』)
類語
・恣意(しい)
意味:自分の思うままに振る舞う心。(出典:デジタル大辞泉)
・縦横無尽(じゅうおうむじん)
意味: 物事を思う存分にすること。 (出典:デジタル大辞泉)
・無碍(むげ)
意味:何ものにもとらわれないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・専断(せんだん)
意味:自分だけの考えで勝手に物事を決めて行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・イニシアチブ
意味:物事を多くの人で行なう場合に、その先頭に立って全体の動きをリードしてゆくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)