仰々しい
「仰々しい見た目」などのように使う「仰々しい」という言葉。
「仰々しい」は、音読みで「ぎょうぎょうしい」と読みます。
「仰々しい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「仰々しい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
仰々しいの意味
「仰々しい」には次の意味があります。
・大げさである。(出典:デジタル大辞泉)
過度に着飾っていることや、振る舞いがわざとらしい様を表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いまの志摩子を見ると、舞台ではやはりあの礼が少しも仰々しくはない。
(出典:泡坂妻夫『11枚のトランプ』)
・彼らはまた魔法をすら信じ、これに隠微学という仰々しい名前を与えた。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・その三つを仰々しくはこんできて、さあ勝手にいれてお飲みよ、とくる。
(出典:荻昌弘『男のだいどこ』)
・しかし、何の何病という仰々しい病気でなかったことにほっとしていたのだ。
(出典:阿久悠『続・瀬戸内少年野球団紅顔期』)
・これもずいぶん仰々しい用語だが、詩の中ではほとんどそれを感じさせない。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)
類語
・尊大(そんだい)
意味:いばって、他人を見下げるような態度をとること。(出典:デジタル大辞泉)
・大層(たいそう)
意味:おおげさなさま。ぎょうさん。(出典:デジタル大辞泉)
・豪然(ごうぜん)
意味:力強いさま。また、尊大なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・おどろおどろしい
意味:ぎょうぎょうしい。大げさだ。(出典:デジタル大辞泉)
・物々しい(ものものしい)
意味:重々しくきびしい。いかにもいかめしい。また、大げさである。(出典:デジタル大辞泉)