労い
「相手を労う」などのように使う「労い」という言葉。
「労い」は、訓読みで「ねぎらい」と読みます。
「労い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「労い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
労いの意味
「労い」には次の意味があります。
・ 相手の労苦をいたわること。(出典:デジタル大辞泉)
頑張りや困難なことへの挑戦などに対し、「お疲れ様」という気持ちを込めることです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・リウイはまるで人間に対するように骨の従僕に労いの言葉を投げかけた。
(出典:水野良『魔法戦士リウイ ファーラムの剣 呪縛の島の魔法戦士』)
・言葉は分からないが、おそらく労ってくれているのだろうと思う。
(出典:小野不由美『十二国記 06 風の万里 黎明の空(上)』)
・母さんはいつものように応対し、いつものように労いの言葉で電話を終えた。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 上巻』)
・皮肉っぽく言ってから、ピロテースは団長を労うために微笑を浮かべた。
(出典:水野良『黒衣の騎士』)
・そのついでに妻の手料理を食べさせるのは、直樹なりの労いのつもりだった。
(出典:東野圭吾『予知夢』)
類語
・慰労(いろう)
意味:苦労をねぎらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・労り(いたわり)
意味:思いやりの気持ちで接すること。(出典:デジタル大辞泉)
・慰安(いあん)
意味:心をなぐさめ、労をねぎらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・お疲れ様(おつかれさま)
意味:相手の労苦をねぎらう意で用いる言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・犒い(ねぎらい)
意味:いたわり、大切にすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)