過剰
「過剰な心配」などのように使う「過剰」という言葉。
「過剰」は、音読みで「かじょう」と読みます。
「過剰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「過剰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
過剰の意味
「過剰」には次の意味があります。
・一定の数量以上に余分のあること。多すぎること。あり余ること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「過剰」をわかりやすく言うと「分量や程度が必要以上であること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・取材される立場に立つと、過剰にサービスしようというタイプの人がいる。
(出典:橋本克彦『欲望の迷宮 新宿歌舞伎町』)
・祖母が生きていた時は、あれこれと過剰なくらいに世話を焼いてくれた。
(出典:北沢慶/山本弘/友野詳『妖魔夜行 暗き激怒の炎』)
・女がひとりでものを食べることに、過剰に反応する必要がどこにあるか。
(出典:平松洋子『アジア おいしい話』)
・問題は、この女性の行為が過剰防衛にあたるかどうかということらしい。
(出典:森瑤子『スクランブル』)
・それに日本は今までのところは人口過剰という問題も抱えてはいなかった。
(出典:山崎正和『鴎外 闘う家長』)
類語
・余白(よはく)
意味:字や絵などが書いてある紙面で、何も記されないで白く残っている部分。(出典:デジタル大辞泉)
・残余(ざんよ)
意味: のこり。あまり。剰余。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・遊休(ゆうきゅう)
意味:設備が利用されないままで放置してあること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・余剰(よじょう)
意味:必要以上の余分。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・十二分(じゅうにぶん)
意味:十分すぎるほどたっぷりしていること。(出典:デジタル大辞泉)