果敢
「果敢に挑戦する」などのように使う「果敢」という言葉。
「果敢」は、音読みで「かかん」と読みます。
「果敢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「果敢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
果敢の意味
「果敢」には次の意味があります。
・決断力に富み、物事を思いきってするさま。(出典:デジタル大辞泉)
「果敢」をわかりやすく言うと「勇気をもって一直線に物事にあたる様子」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・犬たちは、際限なく舞い降りてくる雪の民を相手に、果敢に戦っている。
(出典:高千穂遙『美獣 神々の戦士』)
・文学の可能性を押し広げるべく、果敢な批評活動を展開し続けている。
(出典:加藤典洋『敗戦後論』)
・瞬間、彼女は勇猛果敢な指揮官から、ひとりの女子大生へと戻っていた。
(出典:九里史生『SAO Web 0407 第八章02』)
・そして首相鈴木貫太郎もまた、天皇と同じ心に生きる果敢なる戦士であった。
(出典:半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』)
・少年は果敢で、ほとんど恐怖というものを知らないように見えた。
(出典:宮部みゆき『ICO 霧の城』)
類語
・壮烈(そうれつ)
意味:勇ましくてりっぱなこと。(出典:デジタル大辞泉)
・豪胆(ごうたん)
意味: 度胸がすわっていて、ものに動じないこと。 (出典:デジタル大辞泉)
・果断(かだん)
意味:思い切って物事を行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雄渾(ゆうこん)
意味:雄大で勢いのよいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・勇猛(ゆうもう)
意味:勇気があって何物をも恐れないこと。(出典:デジタル大辞泉)