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太平楽とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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太平楽

「太平楽な顔」などのように使う「太平楽」という言葉。

「太平楽」は、音読みで「たいへいらく」と読みます。

「太平楽」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「太平楽」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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太平楽の意味

「太平楽」には次の意味があります。

勝手なことを言ってのんきにしていること。勝手気ままにふるまうこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

朝小子・武昌楽・合歓塩からなる舞楽から来た言葉で、この曲調が非常に悠長なことから好き勝手な言ったり振舞ったりする様子のことを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・しかし若い人間にとって希望を失った太平楽ぐらい味気ないものはない。
(出典:坂口安吾『明日は天気になれ』)

・彼は大変おちつきはらって、まったくもって太平楽に食事をしていた。 
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』)

・うちにいて親父の古洋服でも着て太平楽を並べている方が好いかも知れない。
(出典:夏目漱石『虞美人草』)

太平楽に酒ばかり飲んでいて、この先どうする気でいるのさ。
(出典:吉川英治『剣難女難』)

太平楽みたいに見える男だが、屈折したものがあるのだな、と辰夫は思った。
(出典:小林信彦『夢の砦』)

・彼らとてもいやおうなしにこの太平楽の雰囲気から彼らの分け前を吸収する。
(出典:ボードレール/村上菊一郎訳『パリの憂鬱』)

・おめえたちがそう思ってるから世の中は太平楽だ。
(出典:松本清張『無宿人別帳』)

・家に帰って太平楽な家族の顔を眺めると、奇妙な感覚を覚える。
(出典:沢木冬吾『償いの椅子』)

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