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貪るとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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貪る

「餌を貪る」などのように使う「貪る」という言葉。

「貪る」は、訓読みで「むさぼる」と読みます。

「貪る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「貪る」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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貪るの意味

「貪る」には次の二つの意味があります。

1飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。
2がつがつ食べる。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

貪るの意味①「飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。」

「貪る」の一つ目の意味は「飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。」です。

 本能的に、また理性など感じなかったり自制ができないほどの強い思いで、物を欲しがったり行動し続ける感覚のことです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・ハリーは貪るようにみんなを見つめ、両手をぴったりと鏡に押し当てた。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 1 ハリー・ポッターと賢者の石』)

・自分からは何もせず、人から与えられる好意を貪り食うことしかしない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 9 贄殺し編』)

・ソレ程に私が金を大事にするから、又同時に人の金も決してむさぼらない。
(出典:福沢諭吉『福翁自伝』)

・君はその忌まわしくも圧倒的な繁栄の意図で我々を貪り尽くすのだろう。
(出典:虚淵玄『沙耶の唄 BADEND』)

・それにしてもどうも私には旅をむさぼすぎる傾向があつていけない。
(出典:若山牧水『樹木とその葉』)

貪るの意味②「がつがつ食べる。」

「貪る」の二つ目の意味は「がつがつ食べる。」です。

 食べることを楽しむのではなく、飢餓感を強く感じながら食事することです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・果たして先生は本当に貪りたくなるほどに飢えたことがあるのだろうか。
(出典:松井今朝子『辰己屋疑獄』)

・その頃妻は貪るようにものを食べるのであったが、どうも元気がなかった。
(出典:原民喜『吾亦紅』)

・それはまるで、飢えた獣が獲物の臓腑を貪り喰っているかのようだった。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』)

・朝から何も食べていなかったので貪るように平らげてしまう。
(出典:太田健一『脳細胞日記』)

・艦隊勤務はいいなぁ、と言いながら缶詰を貪る顔は、涙を浮かべてさえいた。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(下)』)

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