武道
「武道を極める」などのように使う「武道」という言葉。
「武道」は、音読みで「ぶどう」と読みます。
「武道」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「武道」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
武道の意味
「」には次の意味があります。
・柔道,剣道,弓道,銃剣道,射撃道などの総称。江戸時代までは武術と称され,明治以後この言葉が使われた。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・このような夜ふけに参られたとはよくよく武道御熱心の御仁と見えますな。
(出典:佐々木味津三『旗本退屈男』)
・だから私は、統制主義は武道選手の決勝戦前の合宿のようなものだと思う。
(出典:石原莞爾『最終戦争論』)
・元は中学校の武道教師で、柔道五段、剣道四段という荒武者なのである。
(出典:坂口安吾『復員殺人事件』)
・彼女の言葉に、武道系の学生に対する一般学生のイメージが集約されているといってよいだろう。
(出典:栗林元『自転車の夏』)
・まもなく小柄なでぶ道士が戸口から出てきて、狭い通りを跳ぶように歩いていった。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』)
・私はこれまで荒々しい武道と事業とで生きて来た。
(出典:国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』)
・とにかく自分たちの胸が透けばそれでよいので、さういふ正義が武道の範囲に入るのである。
(出典:折口信夫『役者の一生』)
・竹割りも縁日商人が客寄せにやってることで、武道の奥儀と関係のないものだ。
(出典:坂口安吾『馬庭念流のこと』)