ジェントルマン
「ジェントルマンな振舞い」などのように使う「ジェントルマン」という言葉。
英語表記では「gentleman」と表します。
「ジェントルマン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ジェントルマン」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ジェントルマンの意味
「ジェントルマン」には次の意味があります。
・紳士(出典:デジタル大辞泉)
因みに一般的に「紳士」とは、身だしなみのよい上品な人を広く指します。礼儀正しく教養の高さを感じさせる様子も表します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・「わたしはジェントルマンである」 これが適当な答えだったらしい。
(出典:星新一 『きまぐれ体験紀行』)
・われわれはなんといってもやっぱりジェントルマンですからな。
(出典:ドストエフスキー /北垣信行訳『罪と罰 下』)
・私の座席の左に、イギリス人のジェントルマンが乗っていた。
(出典:三浦光世 『三浦綾子創作秘話』)
・林氏が、サァ、と、ジェントルマンのようにわたしの手をとった。
(出典:下田治美 『愛を乞うひと』)
・中流階級までがレディ、ジェントルマンと呼ばれることができます。
(出典:久美沙織 『小説 エマ 1』)
・南の国の色のきれいな鳥をコレクションすることが、ジェントルマンの間で流行っていた。
(出典:藤原和博 『自分 「プレゼン」 術』)
・だが三浦はシモの話は好きだが、我々仲間のうちでは学識豊かなジェントルマンで通っている男である。
(出典:遠藤周作 『ぐうたら交友録』)
・当時、この権利は金で買うことができたので、おそらく彼は父のために「ジェントルマン」の資格を買い取ったのであろう。
(出典:シェイクスピア /大山敏子訳『真夏の夜の夢』)