勘違い
「勘違いしていた」などのように使う「勘違い」という言葉。
「勘違い」は、訓読みで「かんちがい」と読みます。
「勘違い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「勘違い」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
勘違いの意味
「勘違い」には次の意味があります。
・間違って思い込むこと。思い違い。(出典:デジタル大辞泉)
「勘違い」をわかりやすく言うと「あることについて、間違って思い込んでしまうこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・わたしも初めは勘ちがいしちゃってね、仲間のような気分でいました。
(出典:樋口有介『初恋よ、さよならのキスをしよう』)
・姉はなにを勘ちがいしたのか、ひどく怒って、彼女に早く帰れといった。
(出典:駒田信二『一条さゆりの性』)
・彼女は私の予期していたように、それは勘ちがいだとはいわなかった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・男たちは勘ちがいをしたのだろう、両手をひろげて「だめだ」と云った。
(出典:山本周五郎『やぶからし』)
・勘ちがいなどしてはいない、必ず大学さまの反攻が始まると覚悟していた。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)
・言葉の不通で記者が勘ちがいし、事が大きくなってしまったのだろう。
(出典:色川武大『なつかしい芸人たち』)
・もしかしたら大きな勘ちがいをしていたかもしれないことに気づいたのである。
(出典:森村誠一『花刑』)
・思ってもみない形で、ふたりは落盤か地震が起こったかと勘ちがいした。
(出典:小沢淳『ムーン・ファイアー・ストーン2 銅の貴公子』)