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十把一絡げとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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十把一絡げ

「十把一絡げに考える」などのように使う「十把一絡げ」という言葉。

「十把一絡げ」は、音読みで「じっぱひとからげ」と読みます。

「十把一絡げ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「十把一絡げ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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十把一絡げの意味

「十把一絡げ」には次の意味があります。

いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。(出典:デジタル大辞泉)

「十把一絡げ」という言葉をわかりやすく言うと、「大雑把にまとめて扱うこと」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・こうしてみると菅原の云う通り、坊主が十把一絡で全部怪しく見えて来るから不思議だ。
(出典:京極夏彦『鉄鼠の檻』)

・信仰していた特別が、十把一絡げに量産されていたのは、 さぞかしカルチャーショックだったろう。
(出典:暁works『るいは智を呼ぶ2 花城花鶏』)

・制服を着用している福本などは、雨宮にしてみれば外にいる連中と十把一絡のようで、つまりは全く警戒心を持たれていない。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

・つまり、どちらにしても十把一絡にするのは無理で、個人によるのだ。
(出典:深谷忠記『北津軽 逆アリバイの死角 「太宰治の旅」殺人事件』)

・アーサー王の手にかかっちゃそんじょそこらの英雄なんて十把一絡でしょ。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー -v1.00』)

・意味がないのを承知で星南や宣柱たちに聞いたのは、新聞社やシンクタンク等が調査する世論調査に、このての質問が必ずあり、十把一絡げ的に人々の感情を集約しようとするからだ。
(出典:菅野朋子『好きになってはいけない国。 韓国発! 日本へのまなざし』)

・或いはこのように、十把一絡げに本棚に並べられている程度の、質の低い喪失感には、熊の少女は興味が無いのかもしれない。
(出典:西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』)

・下手したら十把一絡に親分衆に始末されてスマキで川にドボンだなとか、考えなかったわけ?
(出典:雪乃紗衣『彩雲国物語 外伝 1 朱にまじわれば紅』)

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