甘噛み
「飼い犬に甘噛みされる」などのように使う「甘噛み」という言葉。
「甘噛み」は、訓読みで「あまがみ」と読みます。
「甘噛み」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「甘噛み」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
甘噛みの意味
「甘噛み」には次の意味があります。
・飼い犬や飼い猫などが、人の指などを軽くかむこと。(出典:デジタル大辞泉)
「甘噛み」は基本的には犬や猫などの動物が人や物に対して甘く噛みつくことで、捕食のために噛んだり咀嚼する噛み方ではありません。
じゃれているだけなので噛まれても痛くないです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・江美は小犬が甘噛みするように、俊夫の体を軽く噛んでいる。
(出典:中場利一『えんちゃん 岸和田純情暴れ恋』)
・ヘドウィグはハリーの指を甘噛みした。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 4 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』)
・少女は、シルフィードに頭を甘噛みされているタバサに気づき、叫び声をあげた。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 外伝 タバサの冒険 1』)
・その勢いで、甘噛みされていたボクの耳は彼女の唇から解放される。
(出典:白瀬修『おと×まほ 第3巻』)
・じゃれたシャミセンが時々するような、敵意の籠こもっていない甘噛みだ。
(出典:谷川流『4 涼宮ハルヒの消失』)
・機嫌が良いと二の腕に甘噛みしてくるし、機嫌が悪くなると本気で頭にかじりついてくる。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第5巻』)
・その美しい形が歪むまで甘噛みして舌をからめる。
(出典:五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件』)
・ほんとはもっと舌を絡めたり、一郎くんの舌の先を甘噛みしたりしたかったけど、下品だと思われるといけないので、我慢した。
(出典:日向蓬『マゼンタ100』)