学び直し
「学び直しの推進」などのように使う「学び直し」という言葉。
「学び直し」は、訓読みで「まなびなおし」と読みます。
「学び直し」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「学び直し」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
学び直しの意味
「学び直し」には次の意味があります。
・以前に学んだものをもう一度学ぶこと。特に、社会人が、学校教育で学ぶ内容の知識を勉強しなおすこと。（出典：デジタル大辞泉）
「学び直しの推進」とは「（特に社会人が）勉強しなおすことをおしすすめる」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いまやそれを、あらためて学び直さなければならないはずであった。
（出典：石原吉郎『望郷と海』）
・日本の浪曲界はこの先人の貪欲さに学び直さねばなるまい。
（出典：木村晋介『八丈島のロックンロール ―キムラ弁護士事件帖』）
・一つには、世界史をもっと深く学び直すことではないかと思う。
（出典：諸井薫『男とは何か』）
・その他の人間たちに関しては、そのつど学び直さなければならない。
（出典：シムノン／長島良三訳『メグレと老外交官の死』）
・半端に偏った知識で戦場にやってきたステファニーは、砂皿から一つ一つの技術を改めて学び直さなければ、どこか別の戦場で似たような状況に見舞われて野垂れ死んでいた事だろう。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第19巻』）
類語
・リカレント教育（りかれんときょういく）
意味：《リカレント（recurrent）は、反復・循環・回帰の意》経済協力開発機構（OECD）が提唱する生涯教育構想。社会人が必要に応じて学校へ戻って再教育を受ける、循環・反復型の教育体制。（出典：デジタル大辞泉）
・OJT
意味：《on-the-job training》職場での実務を通じて行う従業員の教育訓練。オン‐ザ‐ジョブ‐トレーニング。（出典：デジタル大辞泉）
・生涯学習（しょうがいがくしゅう）
意味：人々が生涯にわたって、主体的に継続して行う学習。平成2年（1990）に生涯学習振興法が制定され、さまざまな振興策が取られている。（出典：デジタル大辞泉）
・スキルアップ
意味：技術力をつけ、腕前を上げること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・社会教育（しゃかいきょういく）
意味：校教育以外に、主として青少年や成人を対象に行われる組織的な教育活動。（出典：デジタル大辞泉）
