損傷
「敵に損傷を与える」などのように使う「損傷」という言葉。
「損傷」は、音読みで「そんしょう」と読みます。
「損傷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「損傷」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
損傷の意味
「損傷」には次の意味があります。
・人や物などが損なわれ傷つくこと。また、損ない傷つけること。(出典:デジタル大辞泉)
漢字の通り「損ない傷付くこと」を意味する二字熟語です。
人や物などが壊われたり、傷ついたりすることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・いちばん損傷がひどい船の後甲板を行ったりきたりしていた。
(出典:ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会1)壁のなかの時計(TXT)』)
・目に見えないだけで体の内側に損傷があるのではないですか?
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第4巻』)
・急いで事を進めて、ドアに損傷を残すのは、避けなければならなかった。
(出典:勝目梓『炎』)
・脳が損傷をうけて、分裂病と類似の症状を呈する場合があるわけですね。
(出典:西風隆介『神の系譜V 竜の時間 亡国』)
・死体の損傷度はやはり彼が新道下降中に遭難したことを裏書きしていた。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・そなたは常に損傷箇所のチェックをする必要がある。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 11-5121小隊の日常II』)
・機体の損傷具合をひとつひとつチェックしていった。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
・被害者の身体に防御損傷や格闘痕跡は認められないというものである。
(出典:森村誠一『山の屍』)