しれっと
「しれっと参加する」などのように使う「しれっと」という言葉。
「しれっと」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「しれっと」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
しれっとの意味
「しれっと」には次の意味があります。
・平然としているさま。けろっとしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
何事もなかったように、平然としている様子を表します。
「しれっと参加する」で「平然と参加する」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まだ剣の柄に手もかけず、他人ごとのようにしれっと周囲を眺めていた。
(出典:吉野匠『レイン2 招かれざる帰還』)
・僕僕は若い医師の姿をとり、しれっとした顔で宴席の上座に座っている。
(出典:仁木英之『薄妃の恋 僕僕先生』)
・なぜ田菜に行くのかという千里人の当然の質問に、詢はしれっと答えた。
(出典:浜崎達也『絶対少年 ~神隠しの秋~穴森 携帯版小説 第1-6章』)
・学校で顔を合わせたら、おはよう、なんてしれっと挨拶してくると思うんだけど。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works TrueEnd -Brilliant Years』)
・「マトモな図書館は地上部分だけですよ」 しれっとしていますよこの人。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
類語
・平気(へいき)
意味:心に動揺がないこと。落ち着いていること。また、そのさま。平静。(出典:デジタル大辞泉)
・平静(へいせい)
意味:態度・気持ちが落ち着いていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・事も無げ(こともなげ)
意味:事を事とも思わないさま。なんでもないかのように平然としているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・無頓着(むとんじゃく)
意味:《「むとんちゃく」とも》少しも気にかけないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・しゃあしゃあ
意味:厚かましくて、恥を恥とも思わないで平気でいるさま。(出典:デジタル大辞泉)