実働
「実働8時間の仕事」などのように使う「実働」という言葉。
「実働」は、音読みで「じつどう」と読みます。
「実働」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「実働」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
実働の意味
「実働」には次の意味があります。
・実際に仕事について働くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「実働」とは、仕事をしている実際の稼働時間のことで、休憩時間を抜いた労働時間のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一九二〇年から三〇年にかけて作られたもので、これが今実働しなくなっている。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・現場から叩きあげた経営者で、今でも場合によっては実働に赴くという。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
・結局、作曲のための実働時間は二人とも同じくらいのものです。
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)
・皇紀五四一年、駒城家を継いだ駒城篤胤の献策により、それが実働した。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』)
・単にこちらの写真を撮りたいために、実働部に偽データを送るくらいはするだろう。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 6 終わりのクロニクル3〈中〉』)
類語
・勤労(きんろう)
意味:心身を労して仕事に勤めること。勤めにはげむこと。また、勤務の労苦。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・労務(ろうむ)
意味:報酬を得て行なう労働勤務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・仕事(しごと)
意味:生計を立てる手段として従事する事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・作業(さぎょう)
意味:仕事。また、仕事をすること。特に、一定の目的と計画のもとに、身体または知能を使ってする仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・稼働(かどう)
意味:かせぎはたらくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)