絶海
「絶海の孤島」などのように使う「絶海」という言葉。
「絶海」は、音読みで「ぜっかい」と読みます。
「絶海」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶海」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
絶海の意味
「絶海」には次の意味があります。
・陸地から遠く離れた海。遠海。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「遠いところにある海」になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・絶海の孤島というのは、その大陸の中心ということになりはしないかい。
(出典:半村良『邪神世界』)
・そしてこんな絶海のただ中で反響音がある事すなわち敵艦の存在となる。
(出典:九条公人『輸送艦おおすみ戦記』)
・背後に陸地があることを忘れそうな、絶海に立つかと思われるほどの見晴らしの良さである。
(出典:冲方丁『天地明察』)
・絶海の孤島や見知らぬ町の大火なんか、だれでも一度や二度夢に見るのではないか。
(出典:阿刀田高『ナポレオン狂』)
・絶海の太平洋上に、アメリカ合衆 国の準 州が浮かんでいる。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第15巻』)
類語
・外海(がいかい)
意味:陸地の外側にある海。そとうみ。(出典:日本国語大辞典)
・外洋(がいよう)
意味:広々とした外海。そとうみ。(出典:デジタル大辞泉)
・大洋(たいよう)
意味:大きい海。広い海。(出典:デジタル大辞泉)
・海原(うなばら)
意味:ひろびろとした海。広大な海面。(出典:日本国語大辞典)
・領海(りょうかい)
意味:国家の領域の一部で、海岸に沿って一定の幅をもつ帯状の海域。(出典:デジタル大辞泉)