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凝縮とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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凝縮

「凝縮した空気」などのように使う「凝縮」という言葉。

「凝縮」は、音読みで「ぎょうしゅく」と読みます。

「凝縮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「凝縮」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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凝縮の意味

「凝縮」には次の二つの意味があります。

1 こり固まってちぢまること。趣旨・内容などを一点に集中させること。
2 気体が冷却または圧縮されて液体に変わる現象。凝結。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

凝縮の意味①「こり固まってちぢまること。趣旨・内容などを一点に集中させること。」

「凝縮」の一つ目の意味は「こり固まってちぢまること。趣旨・内容などを一点に集中させること。」です。

物質的なものの他、時間や感情などについても使うことが多いです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

凝縮された時間は、ゆっくりと通常の時間へと戻っていく。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編3 名誉を越えた闘い』)

・今日まで生き抜いた人生が凝縮されているのである。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 9 オーラ壊乱』)

・マンダラとは、全宇宙を一枚の画面に凝縮したものなのである。
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)

・何もかもが白いなか、左目の眼帯だけが、闇を凝縮させたように黒い。
(出典:岡野麻里安『銀の共鳴3 炎の魔法陣』)

・世界中の苦しみが凝縮された塊のように見える。
(出典:乙一『きみにしか聞こえない CALLING YOU』)

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凝縮の意味②「気体が冷却または圧縮されて液体に変わる現象。凝結。」

「凝縮」の二つ目の意味は「気体が冷却または圧縮されて液体に変わる現象。凝結。」です。

水蒸気が冷却されたり圧縮されたりして水になる現象などを意味します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・中で凝縮して水になっているような気がした。
(出典:池上永一『レキオス』)

・今日では、この凝縮は零下二〇〇度以上では起り得ないことが知られている。
(出典:寺田寅彦『宇宙の始まり』)

・またある他の彗星は、ガス塊の凝縮がほとんど完了した頃に太陽系に侵入してきた。
(出典:寺田寅彦『宇宙の始まり』)

・水蒸気が凝縮して雪になるには芯になるものが必要である。
(出典:中谷宇吉郎『雪』)

・自動車のガソリンの煙だけでも霧の凝縮核を供給することはたいしたものであろう。
(出典:寺田寅彦『Liber Studiorum』)

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