親権
「親権を持つ」などのように使う「親権」という言葉。
「親権」は、音読みで「しんけん」と読みます。
「親権」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親権」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
親権の意味
「親権」には次の意味があります。
・父母が未成年の子に対して有する、身分上・財産上の保護・監督・教育などに関する権利・義務の総称。(出典:デジタル大辞泉)
「親権」という言葉をわかりやすく言うと、「子どもの利益のために、親が有する権限、義務」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・確か、ご両親が亡くなってからは、叔父夫婦に親権が移っていましたね。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編かけら&TIPS』)
・ほかに行き場所もありませんし、なんといっても両親は親権を持っています。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・いまは親権問題をめぐって裁判が続いているが、詳細は温子も知らない。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(下)』)
・正式な離婚となれば、娘の親権は間違いなく夫のものになるだろう。
(出典:盛田隆二『サウダージ』)
・実際離婚をするとなれば、子供の親権は母親が得る確率が圧倒的に高いのだから。
(出典:梅田みか『愛人の掟3』)
類語
・母権(ぼけん)
意味:母としての権利。(出典:デジタル大辞泉)
・父権(ふけん)
意味:父の有する親権。(出典:デジタル大辞泉)
・人権(じんけん)
意味:人間が人間として当然に持っている権利。(出典:デジタル大辞泉)
・民権(みんけん)
意味:人民の権利。人民が政治に参加する権利。(出典:デジタル大辞泉)
・私権(しけん)
意味:私法関係において認められる権利。財産権・人格権・身分権など。(出典:デジタル大辞泉)